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2021.11.26
防犯

注文住宅の防犯対策とは?おすすめの対策方法も解説

注文住宅の防犯対策方法を解説

目次

 

注文住宅の要望で盲点なのが防犯面です。

家を建てるときには予算や間取り、性能や構造に目がいきがちですが、防犯面を意識した家づくりをする方が少ないのも実情。
注文住宅はマンションと違い誰でも敷地に入れるので、空き巣などに狙われる可能性はとても高くしっかりした対策を取ることが欠かせません。

そこで今回は、これから注文住宅を検討する方にぜひ読んでいただきたい防犯対策について解説します。

狙われやすく泥棒に入られやすい家の特徴とは

狙われやすく泥棒に入られやすい家の特徴

ここでは、狙われやすく泥棒に入られやすい家の特徴を解説します。

ある泥棒被害に遭った家は「前面道路型」で、侵入された開口部は道路に近い位置にある掃き出し窓でした。
一般的には人目が気になる位置にある窓ですが、敷地と道路には高低差があり、見通しが良いとは言えない位置にありました。

もう一つの家は、数年のうちに2回も泥棒に入られた「角地型」。
前面道路は車や人通りも多く人目はあるものの、2方向の道路側には高い塀とうっそうと茂った庭木がありました。

1度庭に入ってしまえば泥棒が身を隠す場所があり両方向に逃げられるので、空き巣に狙われやすい条件が揃っていたのです。

空き巣の心理の人通りや侵入経路や留守などのポイントを押さえた防犯対策

空き巣犯の心理を考えた防犯対策がポイント

ここでは、空き巣犯の心理を踏まえた防犯対策について解説します。

空き巣犯は、綿密な下見をして犯行を行ないます。
「侵入に適した環境かどうか」を入念に確認した上で犯行に及ぶのです。

空き巣犯がチェックする点をまとめてみました。

  • 人通りが少なく人目につかない場所か?
  • 侵入しやすく逃げやすい場所か?
  • 住人が留守にすることが多いか?

自分が犯行を行なう時に、誰かに見られている可能性をできるだけ少なくするため、狙う家の人通りや立ち話をする人の量などを下調べしています。
また、空き巣犯は連帯感のある場所を嫌うのです。

これはご近所づきあいが良好な地域は近隣住民の顔を覚えていて、よそ者がいると不審に思い声をかけられたりすることが増えるから。
そのため、空き巣犯は犯行を行なう前に周辺の下見を入念に行なっているのです。

注文住宅での防犯対策は人通りや見通しなどを考慮した土地探しから

防犯対策①土地探し

ここでは土地探しの段階でできる防犯対策を解説します。

夜でも多少人通りがある

空き巣は夜間に犯行を行うケースが多いです。

その理由は、夜間のほうが人通りの少なさや暗さで目撃されにくいため。
夜間に狙うことは下見も夜間に行われることが多いのです。

そのため、夜間も多少人通りがある土地を選びましょう。
そうすることで、空き巣犯のターゲットから外れやすくなります。

目の前が公園は避ける

目の前に公園があれば、長時間いても怪しまれることも少ないのです。

じっくりと観察できるので下見には十分です。
公園だけではなく、ショッピングモールなど長時間滞在していても怪しまれない場所も下見しやすいので注意しましょう。

見通しがいい土地

見通しがいい土地は侵入者から狙われにくい特徴があります。

見通しがいいため下見しやすいイメージがありますが、浸入する時に目撃されるリスクも。
人や車の通りが多そうな場所だと比較的安心です。

ただ、大きな道路に接している見通しのいい家でも、家の裏や脇に回ると死角になる場合は狙われやすくなります。
家の正面や両サイド、裏側の見通しもイメージすることがポイントです。

注文住宅の防犯対策は砂利やセンサーライトや二階への侵入経路などを考えた外構

防犯対策②外構

防犯対策は外構も大きなポイントです。

侵入を防ぐ前に狙われない家にするためにも、外構は防犯対策も意識して設計しましょう。
侵入したことが分かるような外構工事もオススメ。

間取りやインテリアと併せて、外構工事も気になる方は見積りしてみると安心ですよ。

死角になる場所は音が出る砂利を敷く

家の周りなどの死角になる場所には、音が出る砂利を敷くと防犯対策になります。

空き巣犯にとって、歩くたびにジャリジャリと音が鳴る砂は大きなストレスです。
音が出ることで侵入リスクも低くなりますし、夜間だと住民が侵入に気づく可能性も高くなります。

死角になる場所にはセンサーライトを設置

死角になる場所にはセンサーライトを設置しましょう。

センサーライトが反応すると空き巣犯に焦りや不安が生じて、侵入を防ぐ可能性が高まります。
ただ、下見をしっかりされている場合は、センサーライトの存在も分かってしまう可能性が高いので、効果を保証するわけではありません。

背の高い木やカーポートは家から少し遠ざける

背の高い木やカーポートは家から少し距離を置いた場所に設置しましょう。

設置場所によっては侵入時の便利な道具として使われる場合も。
意外と2階の窓からの侵入も多い実情もあります。

全ての窓を施錠することだけではなく、バルコニーの近くにはカーポートや物置を設置しないように注意しましょう。

注文住宅の防犯対策は玄関横サッシや窓際インテリアや建物の形に気をつけることなど

防犯対策③その他

その他にもちょっとした工夫で侵入を防げます。

玄関ドアのすぐ隣にサッシはつけない

玄関ドアの隣にあるサッシを割って、そこから侵入するケースも見られます。

どれだけピッキングしにくい鍵をつけたとしても、家の中から鍵を開けられたのでは意味がありません。
玄関に窓をつけたい場合は、玄関ドアの鍵に手が届かない距離につけましょう。

窓際にインテリアを飾る

窓際にインテリアを置くことで、窓からの侵入の難易度が上がります。

その理由は、侵入時にインテリアが落ちると大きな物音が出てしまうため。
窓際に置くものは、花瓶などの落下した時に大きな音が出るものがオススメです。

建物の形に凹凸をつけない

建物は正方形や長方形のほうが防犯的にはオススメです。

その理由は死角ができにくいから。建物の形に凹みがあると、陰に隠れて窓から侵入すれば目撃される可能性は減ります。

外観にこだわりがある方は見える場所には凹凸をつけてこだわりを出して、家の裏面などには凹みをつけないような工夫をしましょう。

まとめ

今回は、これから注文住宅を検討する方に実践して欲しい防犯対策を解説しました。

防犯対策は空き巣の心理を踏まえた対策で、侵入を諦めさせることもポイント。
土地探しやインテリアなど入居前や入居後でも防犯対策できます。